【DJI Flyアプリ】 「EXPO設定」でスティックの操作性が変わります

皆さんこんにちは!

前回のブログ記事では「フライトモード」についてご紹介しました。今回の記事はその関連内容となっていますので、まだご覧になっていない方はこちらからどうぞ!

↓↓↓

「フライトモード」を使い分けて、飛行中の安定性と効率性を上げよう!

前回の記事の最後に、「ある設定の追加」と書いたのは、DJI Flyアプリにある「ゲイン&EXPO調整」のこととなりますので詳しく解説していきます。

DJI Flyアプリ内には様々な設定項目がありますが、全てを理解されていますでしょうか。

国家資格の修了審査にある「口述試験」では、スティックモードやリモートIDなど、ごく一部の設定項目だけ確認していますが、実際飛行させる際には、他の項目もしっかり理解しておく必要があります。

今回と次回で解説する「ゲイン&EXPO調整」は、設定変更する方が比較的少ない項目ですが、知っていると飛行させる際、大きな助けになってくれる場合があります。

今回は「EXPO調整」についてですが、読み方は「エクスポネンシャル」で、日本語訳では、「指数関数的」となります。

指数関数的??という感じだと思いますので、実際のアプリの画面を見てみましょう。

左側に、X軸とY軸の曲線グラフがありますが、指数関数とは中心から離れるほど、一定割合(直線的)ではなく大きく(曲線的に)数値が増加(減少)することを指します。

これが何を意味するかと言うと、スティックをどれぐらい倒すとどのぐらい機体が動くか、を表しています。スティック操作の感度とも言えます。

右側に数値があり、今は3つとも0.25という初期設定値になっていますが、たとえば一番上の「上/下」の数値を0.5に変更すると、上昇(下降)操作が敏感に反応し、初速や上昇(下降)距離が増加します。

数値を増やす → スティック感度が敏感になる

数値を減らす → スティック操作が鈍感になる

前回の記事では、C(シネ)モード、N(ノーマル)モード、S(スポーツ)モードという「フライトモード」を変更することで、飛行中の安定性と効率性を上げられるという話をしましたが、「EXPO調整」はさらに感度をカスタマイズ出来るといった感じです。

そしてこれは、「フライトモード」ごとに設定可能ですので、「モード変更したけれど操作感が理想と違う…」という場合でも、EXPO調整を加えることで自分に合った操作性に近づけることが可能です。

自分の操縦技術を補ってくれる便利な機能になりますので、ぜひご活用ください!

次回は「ゲイン&EXPO調整」のもう一つの設定、「ゲイン」について解説していきますので、ぜひお楽しみに!

アルピコドローンアカデミー講師 富山裕介

長野県松本市の国家資格取得対応ドローンアカデミー

国⼟交通省登録講習機関 登録講習機関コード:0501

お電話でのお問い合わせ

Contact by Phone

電話番号0263-87-8830

営業時間 10:00〜17:00(定休日:日・月)