一等基本実技試験「高度変化を伴うスクエア飛行」のコツ

 皆さんこんにちは!

 今回は一等基本実技試験にある「高度変化を伴うスクエア飛行」のコツについてお伝えいたします。

 まず結論、スクエア飛行が出来るようになるためのコツは下記1~5を順番にマスターすることです

   1. 前後左右4方向、ATTIモードでのホバリング

   2. ATTIモードでのピルエットホバリング

   3. 前後左右4方向、ATTIモードでの前進移動

   4. 上昇(下降)速度を一定にしたATTIモードでの前進移動

   5. 実寸コースでの距離感の慣れ

です。

 一等基本実技試験のスクエア飛行は、二等のスクエア飛行と比べ、難易度が何倍も上がっています。

 二等でのATTIモードは「旋回操作がなくずっと前を向いている」のに対して、一等は旋回や前後左右を向いた状態でのホバリングがあるため難しいのです。

 ですので、まず初めに練習しないといけないのが、先述1~2の屋外ATTIモードでの全方向のホバリングとピルエットホバリングです。

 これが出来ないと、スクエア飛行スタート直後の、「離陸地点で180度旋回してA地点に移動」が出来ず、一瞬で不合格エリアへ進入して即終了ということもありえます。

 これが出来るようになったら、「3.前後左右4方向、ATTIモードでの前進移動」の練習です。エルロン操作を加えながら、なるべく真っ直ぐ前進出来るようにします。

 次に「4.上昇(下降)速度を一定にしたATTIモードでの前進移動」です。B-C間とD-E間で高度変化させる際、風に影響されにくい上昇(下降)速度を一定にすると飛行しやすいです。

 風の強弱に関わらず、毎回同じ上昇(下降)速度になるよう練習してみてください。

 ここまでATTIモードでの基本操作が出来たら、「5.実寸コースでの距離感の慣れ」が仕上げです。

 距離感に慣れるため、試験と同じ寸法のコースを準備します。グラウンドや河川敷でコーンの替わりに石を置くのでも構いません、

 何度かノーマルモードで飛行させるのもよいでしょう。二等基本の実技試験経験者であれば、距離感は何となく分かっているかもしれません。距離感の慣れは目で見て覚える他ありませんので、何度も練習してみてください。

 そしてもう一つ、スクエア飛行で意識する大事なことがあります。それは、

スクエア飛行は外側にだけ不合格エリアがあるので、なるべくコース内側を狙っていくこと

です。

 一等実技試験は一瞬でも気を抜くと、あっという間に不合格エリアに行ってしまう難易度の高い試験です。絶対に不合格エリアへの進入は避けなければなりません。

 コース内側を飛行させるという意識があれば、一発不合格になる確率をグッと減らせます。

 ぜひこれらのことを意識して、何度も反復練習してみてください!

アルピコドローンアカデミー講師 富山裕介

長野県松本市の国家資格取得対応ドローンアカデミー

国⼟交通省登録講習機関 登録講習機関コード:0501

お電話でのお問い合わせ

Contact by Phone

電話番号0263-87-8830

営業時間 10:00〜17:00(定休日:日・月)