一等目視内限定変更「高度変化を伴うスクエア飛行」のコツ

皆さんこんにちは!

 今回は一等目視内限定変更にある「高度変化を伴うスクエア飛行」のコツについてお伝えいたします。

まず結論、この飛行でのコツは何かと言うと、

  10秒間で1m上昇(下降)させるスロットル操作を覚えること

です。

 一等目視内限定変更の「高度変化を伴うスクエア飛行」は、一等実技試験の中で唯一ノーマルモードによる飛行となっています。

 ATTIモードではないので風に流されにくくなり、難易度としては他と比べて低くなっていると思います。ただ、1点だけ難しい部分を挙げるとすれば、B-C間・D-E間で高度変化をさせながら前進移動させる操作です。

 なぜ難しいのかと言うと、B-C間・D-E間でスタートからゴールまでに1mの高度変化を「滑らかに」させないといけないのですが、機体を見ずにモニター画面だけを見ながらの操作のため、ゴールまでの距離感が分かりづらく、上昇(下降)時間と前進時間が合わなくなってくるからです。

 これが合わなくなって、カクカクとした動きになると減点対象となります。

 機体を目で見て飛行させる場合、例えばB-C間の5mの距離を進むとき、飛行途中で今どのぐらいの地点にいるのかは見ればすぐ分かります。

 しかし、「B-C間で今はBから●m地点」のような情報がモニター画面には表示されないため、モニター画面だけでは距離感を把握することが難しくなります。

 そのことを解決するための策として、

 B-C間の5mを進む時間と、高度を1m上昇させる時間をあらかじめ自分の中で決めておき、そのようなスティック操作を行うということです。

 ここで先述した

  10秒間で1m上昇(下降)させるスロットル操作を覚えること

 がうまく飛行させるコツなのです。

 上昇(下降)は風の影響を受けにくいため、風速にほぼ関係なく一定速度で行うことができます。

 モニター画面左下にある高度を見ながら操作しますが、この高度が0.1m刻みとなっているため、心の中で1、2、3、・・・とカウントしながら、それに合わせて0.1mずつ高度変化させていけば、最終的に10秒で1mの高度変化が達成できます。

 このスロットルのスティック操作を覚えておき、あとはB-C間・D-E間を10秒間で前進移動させれば滑らかな高度変化が実現します。

 B-C間・D-E間の移動は、追い風や向かい風などで一定の前進速度とはいかない場合もありますが、ここもあらかじめ10秒程度で進む練習をしておくとよいと思います。

 「10秒」というのはあくまで私がいいなと思った時間なので、この秒数にこだわらなくてもいいですが、上昇(下降)時間と前進時間を合わせる練習をすることでスムーズな飛行が出来ます。

 ぜひこれを意識して練習してみてください!

アルピコドローンアカデミー講師 富山裕介

長野県松本市の国家資格取得対応ドローンアカデミー

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