【型式認証】Vol.2_国家資格×型式認証機のメリット①

皆さんこんにちは!
 
 前回のブログ記事で、DJIから初めて型式認証機が発売されたことをお伝えしました。
まだご覧いただいていない方はコチラからどうぞ!
         ↓↓↓
  【型式認証】Vol.1_DJI初の型式認証機「DJI Mini 4 Pro」発売!

 今回は、ドローンの国家資格(無人航空機操縦者技能証明)を保有されている方に向けて、DJI初の型式認証取得機「DJI式DJI Mini 4 Pro型」を使用することで得られるメリットについてご紹介します。
 
 まず結論ですが、
 
 一部の特定飛行について、飛行許可・承認申請の手続きをせずに飛ばせる
 
 ようになります。
 
 特定飛行というのは、国土交通省へ飛行許可・承認申請を行うことで飛ばせる飛行空域や飛行方法です。
そのため、申請が通っていない状態では飛ばすことができず、タイミング次第では断念せざるを得ないケースもありました。
 
 今回対象となる一部の特定飛行とは、「人口集中地区での飛行」「人・建物から30m未満での飛行」「夜間飛行」「目視外飛行」の4つ(※)です。 ※専門用語で「カテゴリーⅡB」飛行と呼びます。
 
 別の言い方をすると、「包括申請が出来る特定飛行」が対象と思っていただければ大丈夫です。
 
 ではどういった場合、申請不要になるかというと、それぞれの特定飛行において、2つまたは3つの条件の組み合わせを全て満たしたときです。
 
【条件】
①型式認証を受けた機体を使用し、機体認証済みである(※機体認証は自動車で言うところの「車検」のようなもの)
②無人航空機操縦者技能証明 【基本】を保有している
③無人航空機操縦者技能証明 【昼間限定変更】を保有している
④無人航空機操縦者技能証明 【目視内限定変更】を保有している
 
【特定飛行別 条件の組み合わせ】
・人口集中地区     → ①、②
・人・建物30m未満   → ①、②
・夜間飛行       → ①、②、③
・目視外飛行       → ①、②、④ 
 
とはいえ、2022年12月に国家資格制度が始まってから約2年半、多くの方が包括申請によってスムーズに飛行できていたため、「その程度のメリット?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
 
 実は最大のメリットは、包括申請が手続き不要となるだけでなく、
 
 カテゴリーⅡB飛行の組み合わせによる個別申請も手続き不要で飛ばせる
 
ようになるんです!!
 
すごくないですか!?
 
 
・・・ん!?
 
専門用語が多すぎて、頭がパニックになっている?
 
す、すいません・・・
 
「特定飛行」とか「カテゴリー」とか「包括申請」とか「個別申請」とか難しい用語を使いすぎましたね(汗
 
 では今回はこの辺りまでにして、次回にさらなるメリットである「個別申請が手続き不要」となることについてお伝えできればと思います。
 
 特定飛行や飛行許可・承認申請についての詳細については、国土交通省のポータルサイトでご確認いただけます。
       ↓↓↓
  https://www.mlit.go.jp/koku/permitapproval/
 
 次回もどうぞお楽しみに! (引っ張りすぎですか?笑)
 
アルピコドローンアカデミー講師 富山裕介

長野県松本市の国家資格取得対応ドローンアカデミー

国⼟交通省登録講習機関 登録講習機関コード:0501

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