2025年7月29日、長野県松本市の入山辺運動場(標高約700m)から美ヶ原自然保護センター(標高約1,900m)まで、約20kgの物資を輸送するドローン物流の飛行実証試験が実施されました。
今回の実証試験は、NTT東日本長野支店様が主導し、昨年度から進めている「デジタルシティ松本推進機構(DigiMAT)」による調査プロジェクトの一環として行われました。今年度のプロジェクト名は「孤立可能性地域へのドローン物流スキーム構築」です。
今年度第1回目となる本試験で、アルピコ交通(アルピコドローンアカデミー)は監視要員の配置と運用支援をメインとして参加しました。
高低差約1,200m、飛行距離約8kmというルート上では、常に誰かが目視で機体を捉えられるよう複数箇所に監視員を配置し、リアルタイムで監視情報の共有を行いました。
試験は大きなトラブルもなく無事成功し、当日および翌日には新聞・テレビなどで報道されました。
今回の実証試験は、NTT東日本様、株式会社旭テクノロジー様、アルピコ交通による3社合同プロジェクトであり、飛行に至るまでに数回のテストと改善を重ねたことが成功につながったと感じています。
特に、チーム全体が成功という共通目標に向かって一体感を持って動けたことは非常に大きな要因であり、改めて「チームビルディング」の重要性を実感する機会となりました。
今年の秋には、同じチームで再び実証試験を予定しており、今回の経験を活かしながら、さらなる成果につなげていきたいと考えています。

NTT東日本長野支店様 News Release資料より抜粋