2025.11.26
「フライトモード」を使い分けて、飛行中の安定性と効率性を上げよう!
皆さんこんにちは!
今回は、ドローンの操作性を変化させる「フライトモード」についてご紹介します!
多くの方が使用しているDJI製ドローンには、主に3つのフライトモードがあり、ユーザーマニュアルにはこのように書かれています。

※Mavic 4 Proのユーザーマニュアルより抜粋
※ノーマルモードにある「インテリジェントフライトモード」は、後日別の記事で取り上げたいと思います。
フライトモードは、送信機にあるスイッチを左右に切り替えることで変更できます。初期状態では、真ん中の「N(ノーマルモード)」になっています。

通常が「ノーマルモード」なので、状況によって「シネモード」や「スポーツモード」に変更するというのが一般的です。
では、どういった状況のときに、「シネモード」や「スポーツモード」に変更するのかというと、これは人によって様々な理由があると思いますが、私の場合には以下のとおりです。
・シネモード → ゆっくりとした動きで動画撮影をするときや、写真撮影で画角を微調整するとき
・スポーツモード → 比較的遠い目的地へ移動するときや、目視外飛行で素早く周囲の安全確認をするとき
スティック操作の感覚で言えば、
・シネモード = 操作が鈍感(安定性重視)
・スポーツモード = 操作が敏感(効率性重視)
というイメージです。
シネモードは、動画撮影の開始時に滑らかに動き出しやすく、固定スティック操作で指が若干震えたとしても目立ちにくいです。
動画撮影時に、「ガクッ」とした動きが出やすい方は試してみる価値ありだと思います。
スポーツモードは、限られた飛行時間の中で、遠くまで短時間で移動できることと、目視外飛行時にカメラを素早く振って安全確認できるため飛行効率が上がります。
もちろんこれらを使わずに、自身の操縦スキルで補える部分はありますが、せっかく備わっている機能なのでぜひお試しください。
次回のブログ記事では、フライトモードの切り替えに加えて、「ある設定」を追加することで、さらに安定性と効率性の上がる方法をご紹介したいと思います。
どうぞお楽しみに!
アルピコドローンアカデミー講師 富山裕介