「ビジョンシステム」の役割と機能しなくなる条件とは?

皆さんこんにちは!

今回は、「ビジョンシステム」の役割と機能しなくなる条件について解説します。

はじめに「ビジョンシステム」とは、

ホバリングや障害物回避をするために必要な、ドローン本体の視覚システム

のことです。

画像測距という技術を使い、周囲の環境をカメラで認識することで、この役目を果たします。

たとえばDJI Mini 4 Proでは、ドローン本体の各所に搭載された計6台のカメラで構成されています。

まさに、ドローンの「目」といえる重要なシステムです。

しかし、ビジョンシステムは万能ではありません。


どんな環境でも正しく作動するわけではなく、以下のような条件では適切に機能しなくなることがあります。

(※DJI Mini 4 Pro ユーザーマニュアルより抜粋)

なぜこうした環境で機能しなくなるのかというと、カメラで認識する映像は、人間の目と同じように光の影響を受けるためです。

暗すぎれば見えない、明るすぎても見えないなど、これはドローンのビジョンシステムも同じです。

身近なところでは、真っ暗な環境では障害物検知機能が作動しにくくなります。

昼間は安全に飛ばせていた場所でも、夜間になると突然リスクが高まることがあります。

ですので、飛行計画を立てる際には、

・ ビジョンシステムが機能しない可能性を常に想定する

・ 緊急着陸地点をあらかじめ決めておく

・  環境や時間帯によるリスクを把握する

といった対策を取ることが重要です。

ビジョンシステムは便利ですが、過信せず、あくまで補助機能として捉えることが安全飛行のポイントです。

ぜひ参考にしてみてください!

アルピコドローンアカデミー講師 富山裕介

長野県松本市の国家資格取得対応ドローンアカデミー

国⼟交通省登録講習機関 登録講習機関コード:0501

お電話でのお問い合わせ

Contact by Phone

電話番号0263-87-8830

営業時間 10:00〜17:00(定休日:日・月)