2025.04.02
一等国家資格実技試験「ピルエットホバリング」のコツ
皆さんこんにちは!
今回は一等実技試験にある「ピルエットホバリング」のコツについてお伝えいたします。
まず結論、ピルエットホバリングで意識することは大きく2つ、
1. 風上側に機体を維持し続けること
2. 90度先の当て舵を徐々に入れること
です。
一等実技試験のピルエットホバリングは、「屋外」「ATTIモード」の中、20秒程度かけてその場で機体を一周させるという飛行です。
機体を回転させる際、旋回(ラダー)操作だけだと風に流されるため、機体が前後左右どこを向いていても当て舵(機体が流される方向とは反対方向のスティック操作)を入れ続けなければなりません。
回転させる→機体の向きが変わる→当て舵を入れる方向が変わり続ける、これがピルエットホバリングの難しさなのです。
そこで、うまく飛行させるためには先述した2つのコツを意識することが大切です。
まず、「風上側に機体を維持し続けること」は、風に流された際、なるべく減点区画(半径1.5mの円の外)へ進入するまでの距離を長くするというメリットがあります。
風下側にいると風に流された際、すぐに減点となるため不利な状況となるためです。
2つ目の「90度先の当て舵を徐々に入れること」は、当て舵が遅れると一瞬で風下側に流されるので、今の機体の向きではなく未来の向きを予測し、90度先の姿勢の当て舵を徐々に入れていくということです。
たとえば、こんな状況を想像してみてください。
・機体が前を向いている
・風は左から
・左回転でのピルエットをする
今ホバリングを維持するためには、左移動(左エルロン)の当て舵を入れていないと維持できません。
ここからピルエットを開始するとき、すぐに前移動(前エレベーター)のスティックを徐々に入れていきます。
なぜなら、スタートから90度回転した状態は機体が左向き、つまり左向きの状態でホバリングを維持するためには、前移動(前エレベーター)を入れていないと維持できません。
機体が左向きになってから前移動(前エレベーター)を入れようとすると、その段階ですでに機体は風下側に大きく流されています。ほぼ間違いなく手遅れになっているでしょう。
「90度先」というのは分かりやすい数字としているだけですので、これが「45度先」「60度先」「なんとなく先」でもいいです。私の感覚では90度先がしっくりきています。
とにかく先手先手で当て舵を入れる意識が大切です。
ピルエットホバリングは、他の一等実技試験をクリアしていくためにも必須の基礎スキルですので、この2つを意識して練習してみてください!
アルピコドローンアカデミー講師 富山裕介
