【型式認証】Vol.4_機体認証手続きについて

皆さんこんにちは!

 前回・前々回のブログ記事で、「国家資格×型式認証機のメリット」についてお伝えしました。

まだご覧いただいていない方はコチラからどうぞ!

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【型式認証】Vol.2_国家資格×型式認証機のメリット①

【型式認証】Vol.3_国家資格×型式認証機のメリット②

 前回までにご紹介したメリットを最大限活用するためには、「機体認証」の手続きが必須です。今回はその申請方法についてご説明します。

まずは、「型式認証」と「機体認証」の違いを、車に例えて整理してみます。

●型式認証

 主にドローンの製造者が受ける検査で、型式ごとの設計や製造過程が安全基準に適合しているかを認証してもらう制度です。車でいうと、トヨタのプリウスやホンダのフリードなど、「全国どこでも同じ性能が保証されている量産車」に該当します。

●機体認証

 主にドローンの使用者が受ける検査で、機体ごと安全基準に適合しているかを認証してもらう制度です。車でいうと、車検のようなものです。新車でも車検が切れていれば公道を走れないのと同じように、第一種では年1回、第二種では3年に1回、更新検査が必要です。

現在販売されている「DJI式DJI Mini 4 Pro型」は型式認証を取得した機体ですが、購入しただけでは“車検未取得”の状態と同じで、申請不要の飛行メリットは得られません。


つまり、機体認証が完了してはじめて恩恵を受けられるということです。

では本題の機体認証手続きについて、流れに沿ってお伝えします。

①機体登録(DIPS)

 ・DIPS2.0にて機体登録をしていきますが、注意点として、製造者名「DJI JAPAN株式会社」、型式名「DJI式DJI Mini 4 Pro型」を必ず選択してください。

②機体認証新規申請(DIPS)

 ・まずこの申請をする際の注意点は、「機体登録から1ヶ月以内であること」「新品として購入してから一度も飛行させていないこと」です。これを満たさないと検査対象外になるおそれがあります。

 ・ここでの具体的な申請手順は、下図(日本海事協会作成「新規(新品)機体認証の申請ガイド」)をご確認ください。

③日本海事協会への検査申込(メール)

 ・DIPSで機体認証新規申請が完了すると、日本海事協会から「第二種機体認証の検査申込書」がメールで送られてくるので、必要事項を記入してPDFでメール返送します。

④検査手数料の納付(メール・決済システム)

 ・決済サービス代行会社より検査手数料の案内メールが届きます。メール記載の決済サービスにて手数料額を確認後、決済手段を選択し入金してください。検査手数料は、2,800円(税別)です。

⑤機体認証検査~機体認証書発行(DIPS)

 ・検査機関は日本海事協会ですが、申請不備等はDIPSを通じて通知されます。検査に合格すると、機体認証書(PDFファイル)が発行され、ダウンロード出来るようになります。

⑥機体を飛ばす前に行うこと(DJIFlyアプリ、機体本体)

 ・DJI Flyアプリを使って、内蔵型リモートIDの書き込みを行います。

 ・機体認証書番号を機体登録番号のように機体に表示させるか、表示させない場合には機体認証書の携行をする。機体認証書が表示できる端末等の携行でも可能です。

 アルピコドローンアカデミーで型式認証機をご購入いただいた方には、これら申請手続きに関して無料のサポートをご用意しております。ぜひアルピコドローンアカデミーにご相談ください!

 今回、機体認証手続きについてお伝えしましたが、次回は型式認証シリーズ最終となる、「機体運用の際の注意点」をご紹介したいと思います。

 ぜひ次回もお楽しみに!

アルピコドローンアカデミー講師 富山裕介

長野県松本市の国家資格取得対応ドローンアカデミー

国⼟交通省登録講習機関 登録講習機関コード:0501

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