2025.09.11
RTH(リターントゥホーム)発動時の挙動
皆さんこんにちは!
今回は「RTH(リターントゥホーム)発動時の挙動」についてお伝えしていきます。
まず、RTH(リターントゥホーム)とは何かというと、機体が離陸地点(ホームポイント)へ自動で戻ってきて着陸する機能のことをいいます。
「無人航空機の飛行の安全に関する教則」での正式名称は「自動帰還機能」です。RTHは、DJI製ドローンでの表記となっています。
この機能は、離陸地点から遠く離れて通信が途絶えてしまった際や機体のバッテリー残量が著しく減った際、操縦不能による墜落を防ぐために、あらかじめ設定しておくことで自動的に発動します。
操縦者の任意のタイミングで、手動で発動させることもできます。
では、所有しているドローンで、自動帰還機能が発動した際の「正確な」挙動を説明できますでしょうか。 たとえば、DJI Mini 4 ProのRTHについて、ユーザーマニュアルには以下のように記載されています。

どういうことかというと、
RTHが発動した際、
・明るさ(ビジョンシステムに適しているか)
・離陸地点からの距離
・現在の高度
・RTH設定高度
によって、挙動が変化するということです。
「離陸地点まで戻ってくるから安心」と思っていても、設定や環境によっては想定外の動きをする可能性があります。
そのため、所有しているドローンのRTHの挙動は必ずユーザーマニュアルで確認するようお願いします。
DJI製ドローンのユーザーマニュアルは、DJI公式ウェブサイトの「ダウンロードセンター」から入手できます。
https://www.dji.com/jp/downloads?site=brandsite&from=footer DJI Mini 4 Proの場合、ここが該当箇所です。

RTHに限らず、ドローンの機能で不明な点については、ユーザーマニュアルに記載されている場合がほとんどです。
ユーザーマニュアルをしっかり読んで、安全で安心なドローンライフを送っていきましょう!
アルピコドローンアカデミー講師 富山裕介