2025.09.18
ドローンやスマホの寿命を守る!DJIバッテリーの自動放電機能とは
皆さんこんにちは!
今回は「バッテリーの自動放電機能」についてお伝えしていきます。
スマホやドローンのバッテリーの多くには、リチウムイオン電池が採用されています。この電池は非常に高性能ですが、以下のような状態が続くと劣化の原因になります。
- 過充電
- 過放電
- 長期間100%の満充電を維持
この中で、「長期間100%の満充電を維持」させないようにするには、充電量が少ない状態から最適とされる60%ぐらいまで充電させて止める、もしくは満充電後に60%程度まで放電させるといった対応が考えられると思います。
ただ、これを毎回手動で行うのはかなりの手間ですよね。
そこで注目したいのが、DJIのインテリジェントフライトバッテリーに搭載されている「自動放電機能」です。
DJI Mini 4 Proのユーザーマニュアルには、以下のように記載されています。
膨張を防ぐため3日間アイドリング状態が続くときにはバッテリーはバッテリー残量を96%まで自動的に放電し、9日間アイドリング状態が続くときにはバッテリー残量を60%まで自動的に放電します。
つまり、しばらく使わず保管するとき、満充電状態のままにしておくだけで、自動的に60%まで放電してくれるという優れた機能です。
さすがDJIのバッテリーですね。
バッテリーの状態は、飛行時間や安定性、安全性に直結します。今回ご紹介した自動放電機能のほかにも、バッテリーに関する重要な情報はユーザーマニュアルに詳しく記載されています。
ぜひ一度、所有機体のマニュアルを確認してみてください。
アルピコドローンアカデミー講師 富山裕介