「最大飛行時間」と「最大ホバリング時間」の違い、知っていますか?

皆さんこんにちは!

 今回は、ドローンのスペックにある「最大飛行時間」と「最大ホバリング時間」の違いについてご紹介します。

まずは、DJI公式サイトに掲載されているDJI Mini 4 Proのスペックを見てみましょう。

通常のインテリジェントフライトバッテリーの場合、

  ・最大飛行時間     34分

  ・最大ホバリング時間  30分

となっています。

感覚的には、「動かずにホバリングしている方が長く飛べそう」と思いがちですが、実はそうではありません。

最大飛行時間にある補足文章を見ると、「制御された試験環境下」とあり、これは「定速21.6km/hで前方に飛行」という飛行効率の良い状態を指しています。

この状態では、前進気流によって揚力が補助されるため、モーターの負荷が軽減され、消費電力が抑えられるのです。

これは飛行機の飛行原理にある、翼の前面に空気が流れ込むことで、下から持ち上げるような揚力が発生するのと似ています。

一方、ホバリング時は前進気流がないため、揚力を得るにはモーターの回転だけが頼りになります。その結果、消費電力が増え、飛行時間が短くなるというわけです。

空中での撮影待ちなど待機時間が長い場合、環境にもよりますが、行ったり来たり一定速度で前進し続けた方が飛行時間を延ばせる可能性があります。

ぜひ参考にしてみてください!

アルピコドローンアカデミー講師 富山裕介

長野県松本市の国家資格取得対応ドローンアカデミー

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