2025.10.26
ドローンの飛行時間を長くするための工夫とは?
皆さんこんにちは!
今回は、「ドローンの飛行時間を長くするための工夫とは?」についてご紹介します。
お持ちのドローンがどのくらい飛行できるかは、メーカーのスペックで確認できます。
ただしその数値は、新品状態・理想環境下での最大値であり、実際にはその通りに飛ばせることはほとんどありません。
私の感覚では、実際の飛行時間はメーカー公表値の70~80%程度です。
また、バッテリーをギリギリまで使い切ると劣化が進むため、私は残量30%を目安に交換するようにしています。
「もう少し飛ばしたいけど、残量が減ってきたので仕方なく着陸・・・」
そんな経験、皆さんもあるのではないでしょうか?
そこで、飛行時間をなるべく長くするためにできる対策をまとめてみました。
・飛行前にバッテリーの温度を20℃~30℃にする
→特にバッテリー温度が低温状態だと、実効容量が低下し、大幅に飛行時間が短くなります。
・高温環境下での飛行を避ける
→高温時は、モータ等での内部抵抗が増加し、同じ回転力を得るためにより大きな電力を必要とします。
・急なスティック操作、風が強い環境、高速飛行を避ける
→これらはバッテリーの消費電力を増加させます。
・充電回数の多いバッテリーを使わない
→劣化したバッテリーは容量自体が減少しているため、満充電でも飛行時間が短くなります。
・不要な装備を取り外す
→重量増加によりモーター負荷が上がり、電力消費が増えます。飛行条件として必ず装備しなければならない状況を除いて、プロペラガードなどは外すのが理想です。
・障害物センサーや録画状態をオフにする
→DJIの公式テストでは、障害物検知システムやカメラの映像伝送、高解像度動画の録画なども、電力消費に影響を与えることが示されています。
ぜひ参考にしてみてください!
アルピコドローンアカデミー講師 富山裕介